大人のニキビについて２

大人ニキビができてしまった場合、普通のニキビと同じ処置の仕方でいいのでしょうか？

思春期にできるニキビは、毛穴に詰まった脂による炎症が原因なので、ニキビを治す薬を塗れば治ります。
でも、大人ニキビは多量に分泌された男性ホルモンが原因なので、外側から何を塗っても意味がありません。
男性ホルモンと女性ホルモンのバランスを整えなければ治らないのです。

何年もニキビで悩んでいた人が、ホルモン治療を始めたらたった数ヶ月でニキビが治ってキレイな肌になった、というケースもあります。
なので、まずは病院で原因をはっきりさせてから後の処置を考えましょう。

でも、一番いいのはニキビができないことです。
大人ニキビができないようにするためには、ストレスを減らすのが一番。
とはいっても、ストレスを減らすなんてなかなかできませんよね。
それ以外の方法だと、効果的なのはニキビも炎症のひとつですから、ニキビを冷やすことです。
アルコール綿でニキビのところだけ消毒するのも良いですね。
間違っても自分でニキビを潰してはいけません。
キズをつけてしまうので、絶対にやめましょう。

もしニキビを潰してしまっても、真皮に傷をつけていなければ治すことができます。

“材料を補充すること”“傷害を避けること”“再生を促すこと”。
肌にとって大切なのはこの３つです。

材料の補充とは、例えばコラーゲンやヒアルロン酸を含む食品、またはそれらを生成するのに必要な食品を採るということです。
傷害を避けるというのは、紫外線対策をしたり、活性酸素を取り除くこと。
そして肌の再生を促すというのは、新陳代謝を促す、つまり正常なターンオーバーが行われるようにすることです。

できてしまったニキビを治すために努力しても、すぐに効果は現れないかもしれません。
でも、肌は新陳代謝を繰り返し、毎日生まれ変わっています。
日ごろから適切なお手入れを続けていれば、健康で美しい肌を維持していけるでしょう。

⇒大人のニキビについて１